ネタバレあり
今更だけど先月20日、フィナーレを迎えたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』、その最終話で不満というか納得できないというか、個人的に気に入らなかったのは次の三つ。
- ジョン・スノウの処遇
- 仲の良いお友達が集まった感のある小評議会
- 三つ目の鴉のブランの話し方
まずジョンがカースルブラックに送られたことについて、ナイトキング亡き後の壁の向こうにはまだ何か恐るべきものがいるのか。ナイツ・ウォッチが必要なのか。落とし子や犯罪者がいるべき場所が必要だからと言っていたと思うけど、何をウォッチするのやら、しかも壁の一部（イーストウォッチ・バイ・ザ・シーの壁）は崩れている。それにあの壁には魔法がかけられていて、魔法をかけた森の子らは（あの感じからすると）もういないのにどうやって再建するのか。というか再建する必要もないと思うし、もはや壁の必要性を感じられない。それなのに壁送りにされたジョン、それには到底納得できない。最後のシーンで野人たちと壁の向こうを往くジョンの姿に涙をこぼさずにはいられなかった。
次にあの小評議会、あれは本当に頂けない。気心知れた友達が集まってお喋りしているかのようにしか見えない。人材が不足しすぎではないか。登場人物をたくさん殺しすぎたせいで他に人がいないなのかもしれないが（あのドラゴンピットに集まった面々からしてもそれは窺えるが）、それならそれであのシーンは要らないと言いたい。キャプテン・ファズマじゃなくてタースの乙女がキングズガードの司令官になったのは妥当だと思うが他はちょっとどうかなと思う。
そしてブランの話し方、三つ目の鴉になりいろいろ見えてしまうからこそあの喋り方なのか、何だかものすごく嫌な奴の喋り方になってしまったように思う。これについてはそれだけ。
一方、ジョンの不遇とは正反対に一番いい最後を迎えたのはサンサ・スタークだったと思う。王国の統治を逃れクイーン・オブ・ノースになり、しかも北以外の六王国を統治するのは実弟。それなら実質的に七王国を支配するのはサンサなのではないかとも思う。
最後に、自由気ままなアリア・スタークがまだ誰も知ることのない西へ探検すると船で旅立ったが、その西に関するファンタスティックな地図がSNSにあったので載せておく。
https://twitter.com/MrsTad/status/1132378264092065792
ちなみにドロゴンは「さいはての島へ」向かったのだと思っていたので、この地図はだいたい正解のような気がしてる。
