読書

哈利波特

今さらなんですが現実逃避を兼ねて『ハリー・ポッター』シリーズを読んでます。先週の金曜から読み始めて4巻目まで読み終わり、5巻目の「不死鳥の騎士団」を読み出したとこです。 読み進めていくと映画版のハリーは消えて頭の中で想像上のハリーが出来上がり…

2019年もバグってます。 今年最初に読んだ本は『ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋[普及版]』でした。 それでは、ご機嫌よう。 have a lovely weekend!

これはおいしい水です

アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲で「おいしい水」という歌がある。原題は「Agua de Beber」、ポルトガル語で「おいしい水」ではなく「飲むための水」「(生きるために)飲む水」という意味だそう。以前、かつての親友がそう教えてくれた。 わたしたち…

13・67

黒と白のあいだの真実 黒と白のあいだはグレイなんだが、任意で事情聴取を受けた時、刑事にオフレコで「限りなくグレイですね」と言われたことを思い出した。刑事の言いたかったことは果たしてどっちだったのだろうか、黒よりのグレイか白よりのグレイか、そ…

博客來(ボークーライ)

博客來は台湾のECサイトなんだが、先日、電子書籍も扱っていることに気づいたので早速お試し版の電子書籍をスマホで読んでみた。 そしたらなかなかよかったので、本日電子書籍を購入。二冊買うと15%引きというのに乗っかりそうになったけど、とりあえず一冊…

メカ・サムライ・エンパイア

韓国系アメリカ人のピーター・トライアス氏による歴史改変小説『メカ・サムライ・エンパイア』がとてもおもしろかった。前作『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』とは趣きが異なり、残虐かつグロテスクな描写が少ないのは寂しいが、前作では少ししか…

中国SFアンソロジー 後編

『折りたたみ北京』を読んだ感想、続き。 見えない惑星【看不見的星球】 アーシュラ・K・ル・グィンの『轉機(意味はトランジット、台湾版のタイトル)』a.k.a.『なつかしく謎めいて』を彷彿とさせる一編。 折りたたみ北京【北京折疊】 タイトルを見て、あ…

中国SFアンソロジー 前編

中国SFって何?なんて考えたりしなくていいと思う。書かれた言語がたまたま中国語だっただけ、彼らのバックグラウンドがたまたま中国にあっただけの話。SFという部分は読みたい本を探すときに目安になる程度のこと。 『折りたたみ北京』と題された短編集…

電気犬の夢を見るか?

フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだ。 実は一度もF・K・ディックの本を読んだことがなかった。SFマガジンを読みはじめたのはここ2、3年で、それまではSF小説と言えば、宇宙を舞台にしたものだけを想像していた。でも…