台湾ヒップホップ2

来たる12月15日金曜日と18日月曜日に、わたしが改めてヒップホップを聴くきっかけとなった台湾のラッパー、蛋堡ダンバオ(Soft Lipa)を擁する台湾のヒップホップレーベル顏社KAO!INC. の初来日公演がある。

来日アーティストは軟嘴唇のダンバオはもちろん、台湾大学出身の秀才、國蛋ゴードン(GorDoN)、かつて大囍門のメンバーでもあった顏社のイケメン、李英宏リー・インホン(aka DJ DidiLong)、異色の若手二人組の夜貓組イェマオズ(Yeemao)、そして忘れてはならないディラ・パン迪拉胖。ディラはアーティストではなくレーベルオーナーなのだけど、しゃべりがおもしろいのでライブ後半にディラのお喋りコーナー、ディラタイムなるものがあるで名前を挙げておこう。わたしには聞き取れないことが多くて、これまでたいてい笑い損ねてきたけど、ディラは日本語ができる(?!)ので、きっと今回の日本公演では日本語で盛り上げてくれるはず。

それと2010年にダンバオと一緒にアルバム『経典(日本版)/月光(台湾版)』を出した日本のクラブジャズバンドJABBERLOOPからメンバー2人がジャバホーンズとしてゲストで出演するそう。イントロのホーンが印象的なあの名曲もやってくれかな。あとDJは、スケボーが趣味のDJ MR. GINが来日予定。

 

百聞は一見に如かず、この機会にぜひライブ会場に足を運んで台湾ヒップホップを体感すべし。

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東京 2017/12/15(金) 原宿アストロホール OPEN 18:30 / START 19:00

大阪 2017/12/18(月) OSAKA MUSE OPEN 18:30 / START 19:00

チケットの詳しい情報はこちらから 

KAO!INC | CREATIVEMAN PRODUCTIONS

 

ディラとの親交もあるbmr.jpの編集長であり、トーク、映画字幕監修、文筆業となんでもこなす鬼才の丸屋九兵衛さんが寄せている文章があるので併せてどうぞ

www.creativeman.co.jp

電気犬の夢を見るか?

フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読んだ。

実は一度もF・K・ディックの本を読んだことがなかった。SFマガジンを読みはじめたのはここ2、3年で、それまではSF小説と言えば、宇宙を舞台にしたものだけを想像していた。でも実際はそうではなかった。読書はジャンルレスでしていて、特に意識はしていなかっただけで実はSF小説と言われる類いの本も読んではいた。でもディックの本はこれまで一度も読んだことがなかった。

読了後、やっぱり読み継がれる理由はちゃんとあるのだな、と思った。物語を通して明確にみえてくる主題が永遠普遍の問い掛け、人間とは何か、人間らしさとは何か、というものだった。とは言ってもその答えはもはや出ている気もするのだが…。

あらゆる生命が失われつつ暗い未来の地球を舞台に人間と有機ヒューマノイドロボットを描くことで簡潔かつ完結にその問い掛けを見せてくれる。

それとヒューマノイドロボット以外に電気動物が出てくる。死の灰でかつて当たり前に存在していた動物たちが絶滅しつつある中で、動物を飼うことは一種のステータス、でも高価な動物は貧乏人にはなかなか買えないし飼えない。だから代替品としての電気動物が出てくる。一見本物のような電気動物たちの使命、もちろんその設定はよくわかる。

物語とは関係ないけどちょっと面白いかも、と思ったのは、本物の動物が飼える今の世の中で、電気動物を飼うことの意味はなんだろう、ということ。小さい頃に電池式の、セントバーナード犬に似せた歩いては立ち止まって吠えるを繰り返すオモチャで遊んでいたことがある。大人になって充電式の、見た目を本物に似せることを放り投げたクマ顔の電気犬(ERS-311B)を飼っていたことがある。それって結局なんだったんだろう、てこと。単に世話が大変とか動物を飼っちゃいけないとこに住んでるとかの問題じゃない気がするのでちゃんと考えてみようと思う。

なにはともあれ、AI(人工知能)が普通になりつつある今の時代だからこそ、この本は一読の価値ありの一冊だと思う。しかも300頁強の薄い本だし、無駄のないわかり易い文章に抜群のストーリー展開、間違いなく面白いので誰にでもお薦めしたい。

映画『ブレードランナー』は観たことあるけど、小説は映画とは全然違う印象と感想なのだった。もうすぐ公開の『ブレードランナー2049』を観る前にもう一度『ブレードランナー』を観てみようとも思った。

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エイリアン:コヴェナント

公開初日にさっそく『エイリアン:コヴェナント』を観てきたけど、まぁ話はわかったよ、という感じ。おもしろいはおもしろいに違いないけども。そういう時代なんだろうと思った。AIのロボット同士が取っ組み合いの喧嘩するシーンを観て、facebookのAIがAI同士独自の言語で会話し始めたから処分されたというのを思い出したし、他にもそんな風に思うことがあったけど忘れた。そもそも『ブレードランナー』の監督だしね。

『プロメテウス』の続きで、後の『エイリアン』シリーズを考えるとそういう話にせざる得ないのか、とか思ってみたりも。それにいろんな人がベースにあるのはミルトンの『失楽園』とかいう話をしていて、そうなのかもしれないけど、それじゃつまらないじゃないか、これはこれでエイリアンという新しいお噺として観たい、なんて思ったりもした。

今回の映画でよかったのはショウ博士の末路が垣間見えるデヴィッドの研究室。グロいけど美しかった。ショウ博士のアノ造形物が欲しいと思ったくらい。

そこにあったデッサンの一部が見れるサイト

http://www.alien-covenant.com/news/davids-drawings-shaw-his-experiments-now-online

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ショウ博士の末路を思うと、AIには義理も人情もないよね、それがロボットのいいところだけど、ダメなところだよね。やっぱり長所=短所か。

台灣有嘻哈

先日、台湾を代表するラッパーの大支が新曲「台灣有嘻哈The Rap of Taiwan」をネット上に公開。

大支【台灣有嘻哈】/Dwagie【The Rap Of Taiwan】 - YouTube

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中国のウェブ配信番組「中國有嘻哈The Rap of China」をもじってるのが一目瞭然のタイトルで、良くも悪くもあの番組のインパクトの大きさを感じさせる。今回のミュージック・ビデオは英語字幕付きなので中国語ユーザーでなくても内容を理解出来るはず。

それと曲の冒頭に出てくる「你有freestyle嗎(Can you freestyle?)」というフレーズ、あの番組で出演者の一人、ex.EXOのクリス・ウーが放った一言だったのだが、それが波及してこんなTシャツまで流通しているのには笑ってしまった。

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Tシャツを着ているのは同じく番組出演者の熱狗。この写真のメインは新しいベースボールシャツなんだけど、どうしても着ているシャツの方に目が行くよね。Tシャツ上部の「I feel so so」は阿嶽が言ってたことの英訳なんだろうけど、それよりも「我覺得不行(ダメだと思う)」の一言の方が印象的で耳に残ってる。

打ってつけの言葉

先日、本を読んでいたら「醜い人生」という言葉が目に留まった。まさにわたしの人生を言い表すのに打ってつけの言葉ではないか!と。

こんな醜い人生にこれまで少しでも関わってしまった人、ごめんなさい。

眠りながらぽっくり逝けば醜い人生も仕合わせに閉じられるのに、そんな日はなかなか来ない。

醜態を晒しながら、ひどく孤独な醜い人生はまだまだ続くのだった。まるで地獄のように。

中國有嘻哈

約ひと月前から始まった中国のテレビ番組「中國有嘻哈 The Rap of China」がおもしろい。[R!CH]って看板下げてるから、of じゃなくて in にすればいいのにと思うのだが。それはさておき、この番組はいわゆるヒップホップ版のオーディション番組、勝ち抜き戦。

応募数どんだけあったんだろうか、いかんせん中国の人口は13億。中国だけじゃなく台湾や日本、果てはアメリカからの参加者もあったようで、しかも有名無名に関わらず。

オーディション形式なのでジャッジがいて、ジャッジは制作人として台湾のラッパー熱狗(MC HotDog)、台湾原住民の歌手張震嶽(A-Yue)、アメリカ生まれ台湾育ちの歌手で俳優の潘瑋柏(ウィルバー・パン)、中国生まれのカナダ人でEX-EXOの吳亦凡(クリス・ウー)の四人が担う。

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第一回は四人(実質三組、熱狗とA-Yueは二人で一組)の制作人が手分けして振り分けて行く形式で、いろんなのが見れておもしろかった。それに振り分け方が三者三様で人柄が出るなと思った。熱狗とA-Yueは判断が分かれることがしばしばで参加者が困惑したり、クリスは決断は早いけど、ちょっと迷ったときは「有Freestyle嗎」と、さらにラップさせる場面もあり、着実に判断。ウィルバーはにこやかになごやかに判断、見ている方もほんわかしてしまう。

なかでも注目は金のマスクをしたHipHopMan嘻哈俠、20年英語でラップしてきたという謎のヒップホップマン。でも「一声聞いて誰かすぐわかった」というみんなの声(わたしはわからなかったけど)、そして制作人クリス・ウーもすぐにわかったらしく、曰く「彼は制作人側にいるべき人だ」と。わかってしまえばクリスの発言も納得。

それと中国のアイドルグループでラップ担当しているというアイドルラッパーや中国で有名なヒップホップグループのラッパーが参加したり、あと台湾の有名なラッパーも参加、台湾のラッパーはわりと知っているのに、このラッパーを知らなかったことにちょっとショック。

 

第二回はステージ上で60秒間のパフォーマンスで勝負。第三回は第二回の続きとサイファーで参加者が篩にかけられる。

 おもしろいので中国語の練習がてら見るのもいいと思う。

 

星に願わない

七夕ですが、星には願いません。

人生、自分の努力のみでございます。

 

早朝、ヴィン・ディーゼルが双子だったことをシリ、軽く衝撃を受けました。

双子の兄弟はポールというそうで、髪があります。

写真はネットに転がってます。

 

have a nice weekend!