グレートウォール長城

チャン・イーモウ監督の『グレートウォール』がおもしろい。

アメリカと中国の合作なので、俳優も英語圏と中華圏の人たちが出演していて、英語と中国語の両方が聴けて楽しい。

トーリーはというと、万里の長城は実は怪物の侵入を防ぐための城壁だったという話で、ゴジラみたいな大きい怪物が出てくるんじゃないかとなんとなく想像してたら、人を食い散らかすのにちょうどいいサイズの怪物がわんさか出てきて、わたしにとっては予想外で、それも楽しかった。

しかもサイズ違いが三種類、働きアリ、兵隊アリ、女王アリみたいな感じで。そして兵隊アリのようなやつが『パシフィック・リム』に出てきてた怪獣を思い起こさせたのだった。ヒダをピンと伸ばして仲間に向けてカラカラ音を発するやつ。パシフィック・リムでそんなのいたよね?いなかったかな?後で見直してみよう。

 

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これは"働きアリ"のような怪物

 

そしてその怪物が「饕餮(とうてつ)」と呼ばれていた。台湾の故宮博物院で殷、周時代の青銅器を見たことがあるのだけれど、そのなかに饕餮の紋様のやつがあったのだった。この怪物はあの紋様のやつだ!と思うと楽しくて仕方なかった。饕餮はそもそも中国の伝説に出てくる強欲な怪物なのだとか。

 

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こういうのが饕餮

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そして故宮博物院の土産物売り場で買った付箋とコースター

 

続く