ソード・オブ・デスティニー

グリーン・デスティニー』の続編なんだが、両方に出演しているのはマレーシア人のミシェル・ヨーだけ(以前ヤフーの記事で中国の女優って書かれてたことがあったけど、そういうの書くときはまず調べてよ、と思ったから敢えてマレーシア人を強調)。

中国語ではなく英語の武侠映画。監督は李安ではなく袁和平。

グリーン・デスティニー』があれだったからね、いくらドニー・イェンが出てて、袁和平が監督だと言ってもやっぱりあれだね。わたしの評価は☆2つ半。ちなみにNetflixでは☆4つ半。

ドニー・イェンには素手で戦って欲しい。肉弾戦がベスト。今月16日に公開が迫った『ローグ・ワン』では棒を使うようだけど、剣よりは素手感あるからまだいい。それに地元には棒術なるものがあったような気がする。子供頃に見たことがある。だから棒に関してはちょっとした親近感もあるからいい。

話を戻すと、中国が舞台のストーリーなんだけど、どうもアメリカに見えて仕方ない。馬に乗って移動している姿なんて西部劇っぽくて中国大陸感がゼロだった。そして何よりもデスティニーの重みがなぜか感じられない、ストーリーにも剣にも。

グリーン・デスティニー』ではミシェル・ヨーの口からもチョウ・ユンファの口からも「武當派(Wu-Tang Clan)」という言葉が出てきた時はおもしろかったけど、今回は英語だけに、そんなのもなく。

英語の武侠映画ならウータン・クランWu-Tang Clan)のRZAが監督・主演の『アイアン・フィスト』の方が好み。蓼食う虫も好き好き。